2008年11月9日(日)、横浜マラソン

横浜マラソンに出場した。
去年に続き2回目のエントリーである。
去年はピーカンで秋晴れの中、とても気持ち良く走ることができて、あの時は走ることがとても楽しいと思えるようになったきっかけでもあった。今年は天候がイマイチだったけど、果たして楽しんで走ることができるか。ハーフマラソンを完走したしゅんすけにとって、10キロという距離はどう感じられるのか。


※レース前の山下公園前。既に交通規制が始まっている。

会場でランニングクラブの仲間と合流。さきこは今回もハーフにエントリーしていて、ランニング仲間と話していたらあっという間にスタートの時間になってしまい、さきこは一足先にスタートしていった。

 
※(左)スタート前のさきこを発見。(右)スタート後のさきこを発見。

※いよいよしゅんすけもスタートである。

しゅんすけは自分の能力を大きく上回るランニング仲間と一緒に走るのを嫌って単独でスタート。いや、マジな話し、彼らのペースにゃ付いて行けない。
最初の1キロはほとんどダンゴ状態でウォームアップ程度にてくてく走る感じだったんだけど、それでも1キロを過ぎた時のタイムが6分強だった。ちょっと意外だったな。このダンゴ状態で走ってて6分か、もうちょっと早く走っても息は乱れないだろうな・・・ってことで少しスピードを上げたら、次の1キロが5分30秒。これはもしかしたらいい感じかも。この調子で行けば、1時間弱でゴールできるハズである。
去年も58分程度でゴールできたけど、あの時は相当無理をした。ラスト3キロでかなりペースを上げたのだ。おかげで1時間を切る記録は出たけど、あまり意義は感じられなかった。やはり自分の能力の範囲で記録を出さないと意味はない。そういう意味では5キロの折り返しを過ぎても5分30秒のペースを維持でき、息が乱れてなくて、だいたい3分程度の貯金があるのは嬉しかった。あと半分、このペースを維持すれば無理なく1時間を切れるわけだ。

 
※(左)最初はダンゴ状態。(右)折り返しを過ぎたけど、まだ結構混雑してる。

※コンテナ群の中を走る。

しゅんすけが1時間を切るとか言うのは実際はそんなにスゴいことじゃなくて、さきこは10キロを50分程度で走るし、それなりの男性ランナーは40分前半で走るから、しゅんすけのレベルが知れるというものである。

少し息が乱れてきた。脚が重くて呼吸がキツくて・・・でも止めたいとは思わなかったな。ハーフを走った自信だろうか。すっごく楽しいわけじゃないけど、ゴールまでは絶対にペースを落とさない、落とせないという強い意志があったのは確かである。自転車でもそうだけど、「気持ちいい」というのと「苦しい」というのがワンセットなのである。そりゃ辞めちゃえば楽だけど、気持ちいいのがなくなっちゃうので辞められない、少なくともゴールまでは・・・そんな気持ちなのである。

そしてラスト1キロ、新山下の勾配をペースアップして上っていく。まだキロ当たり5分30秒を維持してたけど、実はこの時点で欲が出てきて、55分を切るタイムが欲しかったのだ。55分を切るタイムで走れば、つまりキロ当たり5分30秒以内で走ったことになり、それは時速11キロ以上で走ったということである。2回目の横浜マラソン、記録が欲しい!
ここで少し無理したかもしれない。膝が痛み出した。
※ランニング時の膝痛については、脚の筋肉を支えるサポータ付きのランニングパンツがあって、前回のハーフで膝痛に悩まされたしゅんすけとしてはぜひ欲しかったんだけど、タイミングが悪くて手に入らず、会社の同僚にテーピングのやり方を教えてもらうも、当日はスッコーンと忘れてしまい、結局膝を庇いつつ走るハメになったわけである。


※向こうにマリンタワーが見える。ゴールは近い!

山下公園のゴールが見えてきた。
腕時計を見た。時計はあと数秒で55分になるところであった。う〜ん残念、夢の55分未満ゴールは潰えてしまった。
ゴールした時のタイムは55分54秒。ちょっと及ばなかったけど、10キロではしゅんすけの新記録である。これはこれで嬉しいことである。
ゴールした後に給水所でスポーツドリンクを貰って一気にクピクピっと飲むとちょっと元気が出てきて、なんかソコハカトなく寂しさを感じ、それはなんちゅうか、走り足りない・・・とでも言おうか、変な感覚で、とりあえず「歩く」から「走る」に切り替えてみたら、また走れそうな感じで、ああコレがランナーズハイというヤツか、女子マラソン選手の高橋尚子さんがシドニーオリンピックで1位でゴールした後に「もっと走りたい」と言わしめた脳内麻薬なのか。


※ボヤけてるけど、グロスタイムで58分である。

こうしてしゅんすけの横浜マラソンは終了となったわけだけど、実は今年の11月はレースが目白押しで、このレースの翌々週、その次とハーフ超のレースが続く。これらのレースで無理しないで楽しく走れれば、きっと走るのが好きになるかなー。

 
※さきこが帰ってきた!

この後、着替えを済ませてランニング仲間で打ち上げに行った。普段あまり話すことのない人たちと話しができてなかなか楽しい時間だったかな。少し筋肉痛が残ってるけど、ビールの骨まで染み込む美味さに酔い痴れたのだった。


※お疲れ様!