2007年3月4日(日)三浦国際市民マラソン〜夜は墓場で運動会
東京マラソンの興奮から2週間。
今週はジムで久々に筋肉痛になり、その翌日にパワーヨガなんぞやって
さらに筋肉痛を悪化させていた彼女は、今回のレースの前日、
体中に温湿布を貼っていました。
彼女にとって慣れてきたハーフとは言え、
先週下見したあの驚愕のアップダウンを前にこんな筋肉痛でいいのか、
心配は募るばかりなのでした。

そして、レース当日。
ギャース!寝坊したあ!
ああーっ!久々にやっちまった!あおき家のお家芸とも言えるXデーの寝坊。
レースでは今まで一度も寝坊したことなかったけど、ついにやってしまいました。

シャワーもそこそこに10分で支度して、家を出る。
彼女は前日にウェアなどの準備をしていたので、
何とか予定の電車の次の便に乗ることができ、
京急に乗って上大岡から三浦海岸へ向かうのでした。
そういやしゅんすけが自分のクルマ以外でレースに参加するのは、初めてじゃないかな。
※今回のコースは、その特性上、チンクでもしらす号でも追跡することができないのだ。

さて、電車の中は、通勤ラッシュかっていうくらいの混雑。
乗っている人たちは皆レースの参加者で、一様にスポーツバッグを持って、
ある人は既にランニングウェアを着ていたりしてました。
※いや、最近のしゅんすけは、桜木町から京浜東北線の始発に乗って
会社に行くので、通勤ラッシュを久しく体感してなかったし
しかも日曜の朝にこんなラッシュがあるなんて予想してなかったから
かなり精神的に堪えたわ。
(クルマで来られないロケーションなんだから、
参加人数からして、それなりに混雑するだろうことは予想できたハズだけどね)

そんなわけで、ちょっと気疲れしつつも、三浦海岸に到着。
彼女が着替えをしている間、既に先に到着して着替えを済ませていたまりこさんと
合流しました。
まりこさんは、今回10キロレースにエントリー。
ただの10キロでないことは、まりこさんも分かってるようでした。


※スタート前の彼女。気合入ってる?

さて、海を臨む広い砂浜沿いの会場に到着すると、早くも10キロのスタート時刻。
まりこさんはスタート地点へ集まる人波に消えて行きました。
ほどなく彼女も、続いてスタートするハーフのスタートの準備のため、
行ってしまいました。
号砲が鳴り響き、まず10キロ、続いてハーフのレースがスタートしたのでした。


※三浦海岸の会場。結構出店も賑わってました。

※スタートを待つスゴい人の数。

※スタートを待つスゴい人の数。

それにしても、今回のコースは、いつもと違って起伏が激しすぎる。
先週、チンクで走った時には、一般の家の間を走るような感じの
町内でジョギングしてるかのような細い道を通り、
さらに霊園の中、お墓を両脇に見ながら、しかも物凄い傾斜を走り、
坂を越えて視界が開けたかと思うと、延々と続く大根畑の向こうに海が見えたり、
城ヶ島大橋の急勾配を下ったかと思うと、すぐに折り返してその坂を
また登らにゃイカンという、およそ今までのロードレースとは
何かが明らかに違う趣な、ちょっと田舎チックだけど、非常にハードなレースなのでした。

彼女がスタートしてから1時間。
おそらく、城ヶ島大橋を渡ったかという頃、
しゅんすけはゴールしたまりこさんを迎えに、
ゴール地点付近を捜していたんだけど、どうにも見つからず、
さらに40分くらいが経過しちゃったので、戻ってくる彼女を迎えにゴール地点から
少し上流の方へ遡って、沿道で観戦していました。

クルマで走るにも大変だったあのコースを自分の脚で走り通した彼女は
どんな状態で戻ってくるのか。
時折、ランナーの後方から救急車が現れたりして、
これは途中で倒れてしまったランナーを乗せているに違いなく、
もしかしたらとちょっと心配にもなったのだけど、
そこへ見覚えのある帽子(かなり目立つ)を被った見覚えのある走りでやってくる彼女を
発見したのでした。


※彼女を発見。無事戻ってきた!

・・・いや、かなり疲労してるわ。
脚を引きずっているような感じ。
後で彼女に写真を見せると、いや疲れている割にはフォームを保ってるんだそうで、
確かに東京マラソンのゴール付近よりも腰が高い位置にあることが分かる。
でも、走り去る彼女に声を掛けるしゅんすけに、彼女は答えることができなかった。
これは相当疲労していたんだわ。


※疲労しているようだけど、しっかりした足取りでゴールを目指す。

走り終わった彼女を労いにいくと、まりこさんも来ていて、
期せずして全員と合流できたわけだけど、
彼女もまりこさんもコースの起伏には相当苦戦した模様。
完走者の景品、立派な三浦大根を手に微笑む顔がひきつってました。
彼女のタイムは、前回のハーフよりもかなり悪かった。
でも、彼女はそれよりも「2時間以内に帰ってこられた」ことが
嬉しかったようです。
ホノルルマラソンと姉妹マラソンの提携をしているこの三浦国際市民マラソンだけど、
たしかにフルマラソンを走り切る直前に現れるダイヤモンドヘッドの急勾配を
思わせる精神的にも肉体的にもキツい大会なのでした。

さて、4月から新しいシーズン。
今まで観戦一方だったしゅんすけも、ホノルルに向けて、エンジンをかけていこうかな。


※一緒に参加したまりこさんと。馴染みのアミ○バ○ューのノボリを手に。

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