2006年11月12日(日)第26回横浜マラソン大会
昨日の雨を運んできた雲が嘘のように消えて、とてもいい天気になりました。
風は若干強めで肌寒かったですが、ロードレースに出場する人にとってはとてもいいランニング日和。

今朝の彼女は、早朝5時に起床した。
どうも夜は眠れなかったようで、もはや睡眠時間を充分取れない朝5時に無理やり起床したんだそうな。
体調は完璧とはいかないか。
一抹の不安がありつつも、8時に家を出て行った。

地元横浜を走る今回のロードレース。
記録するしゅんすけも気合が入っていた。
沼津時代から愛用しているスクーター・しらす号で、彼女のロードレースを追跡、随所で応援・撮影ができた。
レースのコースは軒並み交通規制がかかっている中、しらす号はよく走ってくれて、いい写真が撮れました。

しゅんすけがスタート地点の山下公園についたのは、スタート直前の10時過ぎ。
通行止めとなった山下公園前の道路には、既にたくさんの人がスタートを待っていました。
その中に彼女を発見。
少し緊張していたようだけど、睡眠不足による体調の不安はなさそうでした。
今回はタイムがどうのというよりも、主催者側の都合で決められた117分でのゴールができるかどうかが一番の問題でした。
チェックポイント各所を所定の時間以内に通過しないと失格、最後尾を走るバスに強制的に乗せられてしまうのだそうな。
たしかに、スタート地点に集まってる人たちの身体つきは、ハーフマラソンを117分で走ることはそれほど問題にしてないような
人たちばかりのように見える。

※スタート直前の彼女。少し緊張気味?

※う〜ん、スゴい人の数。

※さあ、頑張って行って来〜い!

今回は10キロレースにまりこさんも出場するそうで、現地でエールを送った後、
しゅんすけはハーフ組のスタートを見届けるためにその場を後にした。

山下公園の空に花火が打ちあがる。
10時15分。ハーフマラソンのスタートを告げる合図である。
そして、山下公園前の道路を埋め尽くす3000人ものランナーが一斉に走り出したのでした。

いや、スゴい人の数だわ。
先頭が行き過ぎても、なかなか最後尾が来ない。
彼女の姿もなかなか見えてこない。・・・っていうか、この大人数の中から探し出せるのか?と思ってたら、
見慣れたランニングフォームで走る女性を発見、彼女だった。
※さあ、始まりました〜!
※来た来たよ〜。
※トップランナーが通り過ぎます。
※続いて、どどぉーっと来ました。
※更に来ました〜。
※おおー、スゴー!道路が人で埋め尽くされる。
※これをアニメーションでどうぞ。

※彼女を発見!

しゅんすけはそのまましらす号に飛び乗り、次のチェックポイント・D埠頭まで急行する。
レースのコースと平行に走る道路を、時速○○キロで爆走。
埋立地にかかる橋を渡る時に、少し離れた隣の橋に、ランナーの姿を確認した。
D埠頭周辺で交通整理をしているあたりに停車すると、既にトップランナーは走り去った後で、
しばらく見ていると彼女の姿が見えた。
笑顔を返せるくらいだから、まだまだ余裕のようである。
いや、実際レースは始まったばかりなのだ。

※D埠頭周辺。

※彼女を発見!

彼女はそのままD埠頭先端の横浜シンボルタワーまで行き、ぐるっとまわって、この場に一旦戻ってきて、さらに本牧埠頭の方へ
進路を取る。ランナーの絶え間ない流れが続く中、シンボルタワーを回ったトップランナーが白バイを引き連れて、
戻ってきた。早っ!かなりのハイペースだわ。う〜ん、彼女はどの辺なんだろう・・・。

東京湾からの風が吹きつける歩道橋で、かなり待った。
先頭はほぼ独走で走り去り、2、3番手の独走の後に、集団が見え、その後雪崩のような大集団が行き過ぎた。
彼女が現れたのは、ランナー洪水の中盤から後ろ寄りで、今回の参加者の中では、中の下くらいの位置か。

※シンボルタワーを巡って戻ってきました。

※彼女を発見!・・・笑ってるよ。

そして、本牧埠頭へ走っていきました。
この道は、普段しゅんすけも走らないような道で、しかも平坦な直線道路が続くから、精神的にキツいかもしれないな。
そんな道を本牧市民プール辺りまで行った後に、折り返して同じ道を帰って来にゃならんわけで、これは大変だ。

そのうち、遅れてスタートした10キロのランナーが雪崩のように押し寄せてきたんだけど、
この中にまりこさんを探すことはできませんでした。

※10キロ組が来ました。反対車線には本牧埠頭へ向かうハーフ組。

10キロ組がシンボルタワーまで行かない辺りで、折り返して同じ道を戻ってきた頃、
遥か本牧埠頭を旅してきたハーフ組のトップが颯爽と走っていきました。
う〜ん、さっきトップを走ってた人は、そのまま順位を維持したみたい。

10キロ組の折り返しでも、まりこさんを発見できなかったしゅんすけはそのままハーフ組の折り返しを見ていました。
さすがに15キロ以上を走ってきた人たちだけに、余裕で走る人の中に、もはや限界な人もちらほら見られました。
既に歩いちゃってる人、体調に異変が生じた人、脚がつっちゃった人など、
みんな眉間に皺を寄せて、ハーハー言って走り去る。
ある年配の方が、向こうから脚を引き摺りながらやってきて、しゅんすけが見ている手前20メートルくらいで、ついに立ち止まり、
脚の筋を伸ばし始めた。明らかに異常が起こっていて、一旦立ち止まって脚をストレッチした後、また走り出した。
ここまで見ているとしゅんすけも黙っていられなくて、つい「頑張ってください!」って声掛けるのを止められませんでした。
彼は激しい呼吸の中、微かに「ありがとう」と言って、走っていきました。彼が完走できるのを祈るばかりである。

西湖ロードレースの時とは参加者の気合が違うのか、事前に配布された実施要綱に厳しく注意が喚起されていたからか、
参加して目立つことに意義アリ!っていう走りに来たんだか仮装しに来たんだか分からない人ってのは、
全然いなかった。唯一、スポンサーのアミノバリュー(大塚製薬)の看板背負って走っている兄ちゃんが、
巨大なアミノバリューを背負って走ってた。思わず声を掛けて、写真を撮らせていただいた。

※なんか歩いてましたよ、この人。

彼女が現れたのは、それからまもなく。
かなりキツそうな感じでした。
10キロ以上のレースは、今回で2回目。
どうも強風が影響しちゃってるみたい。タイムは順調なのだろうか。

※彼女を発見!そろそろキツそう。

彼女をやり過ごした直後、まりこさんから電話があった。
無事10キロを完走したそうである。
う〜ん、スゴイ。
しかも、タイムは1時間を切るペースだったそうで、う〜ん、ヤツめ、しゅんすけよりも早いじゃないの。
そんなわけで、しゅんすけはまたしらす号を駆って、ゴール地点の新山下埠頭に向かったのでした。

既にゴールしたまりこさんと合流して、彼女の到着を待つ。
今日は何度も繰り返したことなので、目立つウェアを着てる人なんかは割と覚えちゃっていて、
さっき見かけたあの人が来たなんて思いながら、彼らのラストスパートを見ていた。
そして、不意に彼女が現れた。
最後の力を振り絞ってゴール!
とりあえず、無事にゴールできて良かったわ。

※ゴールに彼女が現れました!

しかも、タイム的にも悪くなかったようで、「この距離の倍か・・・」などと、
来月のフルマラソンに向けて、確かな実感を掴んでいるようでした。
まずは、お疲れ様でした。
しゅんすけも、彼女を追って、横浜を縦横無尽に走り回ったので、自分でお疲れ様でした。しらす号もお疲れ様。

※お疲れ様でした〜!まりこさんもお疲れ。

さて、日本でのロードレースは、ひとまず今回で終了。
次回の報告は、12月10日のホノルルマラソンになります。
彼女の念願は成就するのか?果たしてゴールラインを踏むことができるのか?乞うご期待!である。

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