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2009年9月13日(日)Mt.Fujiエコサイクリング2009

富士山を周回する道を自転車で巡る。3年前にこの話しを最初に聞いた時に思ったのが、「それはつまり、富士山を一周360度で見ることができるってこと?」だった。しゅんすけは富士山が大好きなので、刻々と変化する富士山の様子を様々な角度から撮影して並べたらどうだろうと思ったのである。そして参加したMt.Fujiエコサイクリングでは、出発直後こそ青空が見えていたものの終始曇り空で、富士山はほんのちょっとだけしか見えなかった。しかも自転車を始めて間もないしゅんすけはこのサイクリングの過酷さを理解しておらず、20キロもの上り坂が続く籠坂で満身創痍、その後の休憩で大幅にタイムロスして、結局朝霧高原辺りでタイムオーバーで失格になってしまった。翌年には陽が差すほどの天気だったものの、厚い雲に阻まれて富士山を見ることはできなかった。時間内にゴールしたものの富士山はまったく見えず、ゴール直後から降り出した豪雨から逃げるように会場を後にしたのだった。
そして今年。事前の天気予報では「晴時々曇」と絶好のサイクリング日和が予想されていた。これならサイクリング中に富士山を見ることもできるかなーと期待していたんだけど、前日会場に到着してみて驚いた。暗い雲が空を覆い今にも降り出しそうで、しかも寒い。9月上旬のこの時期に半袖で寒いなんて、どうなんだろうね。風も冷たいし。これで予報通り翌日は晴れるのだろうかと思ってたら、陽が沈んでから雨が降り出した。いや、こんなんで大丈夫?・・・ってか360度の富士山は今年も断念なのだろうか。
そんな不安を余所に翌日はビックリするくらい天気が回復してくれた。雲がほとんど見えないくらいの青空、快晴。いや、3年目にしてやっとこういう日が来てくれたわ。
宿泊した宿からスタート・フィニッシュの会場までは、自転車で向かう。昨日の雨が残って路面は濡れていたけど、陽が出ればほどなく乾いてしまうはずである。会場に到着すると物凄い人と自転車の数。ランニングのイベントほどではないけど、こうして自転車に乗る人たちが集まっているのを見るのは毎度壮観である。しかも毎回人が増えているようにも思える。
そうそう、参加する人が増えたからだろうか。今年の会場は山中湖になった。山中湖から河口湖、西湖、精進湖、本栖湖を巡る国道を走り、朝霧高原から富士宮、御殿場を経て、激坂・籠坂峠を越えて山中湖に戻ってくる。去年は朝霧高原からスタートしたんだけど、今年は山中湖からのスタートとなり、そのおかげでこのコース最大の難所・籠坂峠がコースの最後に現われるわけで、当初よりその過酷なコース設定に気を揉んでいた。ま、宿泊施設もお土産屋も少ない朝霧よりも山中湖の方がはるかに地域振興になるってオトナ的理屈も分かるけどね。
会場でスタートを待っていると、目の前に見える富士山の山頂に朝陽が当たった。雲の隙間から差し込んだ陽差しなのか、地平線から顔を覗かせた太陽の光なのか分からないけど、山頂だけ朝日を浴びる富士山の姿は幻想的である。そして午前6時。サイクリングがスタート。50台くらいごとの集団で走り出す。ランニングと違って、このイベントでは一斉スタートしない。途中の信号待ちで渋滞するからである。しゅんすけたちは20分くらい長い列に並んで待ち、スタートした。
 
※(左)宿の前の道路から富士山が見えた。(右)スタート前の会場の様子。

※スタートを待っていると陽が昇ってきた。富士山の山頂付近が明るくなっている。

最初は山中湖の湖畔沿いの道を進む。風がなくてとても走りやすい。目線を上げると走る道路の先に富士山が聳えて立っていた。これには驚いた。山中湖には過去に何度も来ているけど、この道の遠い先に富士山があったなんて全然知らなかった。思えばこの道を時計回りで回るのは2回目であり、初めて走った山中湖ロードレースでは完全無欠の雨中レースだったので、見えなかったのだ。この風景にもともと富士山があったと思うとなんか感じ入るものがある。次回の山中湖ロードレースではぜひ見たいものである。山中湖の湖畔沿いの道に出ると、湖面に湯気が立っているのが見えた。気温よりも湖の方が暖かいからなわけで、山中湖の9月に到来した早めの秋を感じる。
 
※山中湖の湖畔沿いの道を行く。

今回一緒にサイクリングするメンバーは、しまなみ海道サイクリングにも行ったサイクリング仲間なんだけど、今回は新たにまりこさんが加わっていた。7月に待望の自転車を購入したものの、ロードバイク特有のバランス感覚が分からなくて、乗ることがまだぎこちない状態で、こんなんで120キロを走れるのか、籠坂峠が越えられるのか非常に心配だった。そんな彼女は集団から早々にちぎれてしまう。まだ不慣れな彼女には時速25キロで走行することすらも怖いのかもしれない。
河口湖を越え、西湖方面へ向かう。この辺りは青木ヶ原樹海も近くて、森の中を進む道を走っているととても気持ちいい。陽差しが木々の葉で遮られ、木漏れ日になってる場所もあって、強い陽差しとひんやりした空気が心地よい。こういうところを走っているとサイクリングは病みつきになるだろうな。
そして西湖を抜けて精進湖へ向かう道には見晴らしのいい下り坂がある。ここは毎年感動的なダウンヒルが体験できる。今年はさきこのウルトラマラソンの応援でも走って写真ではなく動画を撮影した場所である。去年は下り坂でカメラを構えたら路上の段差を越える振動でカメラを取りこぼして、時速40キロ以上の自転車でカメラをお手玉するというシルクド・ソレイユ的な超絶曲芸を演じ、寿命が1年くらい短くなる体験をしたので、今年は何もしない。脳裏に焼き付けるだけにした。
  
※(左)まだ肌寒いサイクリングである。(中)まだまだ序盤。
(右)だんだん暑くなってきた。

※河口湖から西湖に向かう間に見えた富士山。
 
※(左)西湖辺りで休憩。(右)この先は超絶爽快下り坂である。

※森を抜ける道を走るさきこ。

しばらく森の中を走り、本栖湖へ来た。例年脚の筋肉がとんでもない状態になりながら上る坂道なんだけど、今年はほとんど上り坂を経験していない状態でこの坂道と相対し、かなり楽に上ることができ、ついに山梨県と静岡県の県境に到着。毎年見ているこの標識を抜けて目の前に見えてきて初めて見る景色は、草原の向こうに聳える雄大な富士山の姿だった。こ、これはスゴい。富士山の美しい稜線がシルエットになっている。こんな富士山は初めて見た・・・っていうか、この道は過去のサイクリングでも通ってるハズなのに、そこから富士山が見えるなんて全然知らなかった。これはホントにスゴい風景である。
ここから20キロくらいはほとんど下り坂である。北海道を彷彿とさせる広大な牧草地帯を自転車で駆け下りる。この爽快感は他には絶対にないものである。身体と細い自転車が時速50キロの風を突っ切り、物凄い勢いで過ぎていく路面のアスファルトと太さ数センチのタイヤで接しているだけなのだ。この緊張感と爽快感は例えようもない感動である。それに加えて景色の雄大さと富士山のシルエット。これは最高のご褒美である・・・って、ここで思い出す。この下り坂は苦闘を乗り越えてきたご褒美ではなく、これから苦闘するしゅんすけたちへの「ご褒美の前渡し」なのだ。この坂を下り、しばらく行けば静岡・黒岳があり、これは沼津の愛鷹山と連なる愛鷹連峰のひとつだそうで、高さ1100メートルくらいなんだけど、実は山梨にも黒岳と言われる1700メートルくらいの山があるんだそうで凄くヤヤコシイんだけど、この黒岳を通る峠が最初の難関なのであり、その後には籠坂峠も待ち構えている。つまり地獄の前にご褒美をもらうことになるわけである。う〜ん、なんだかなー。
超絶に爽快なダウンヒルの途中で、去年までのスタート・フィニッシュ地点である盲導犬の育成施設・富士ハーネスに到着。ここで早めの食料補給と休憩をした。
燦々と降り注ぐ太陽の下、出店の富士宮焼きそばなぞ食べ、犬たちと戯れ、再び自転車にまたがった。この施設を越えてしばらく下り坂を経た後は、もはや苦難の道のりである。やはり例年どおりここで終わりたかったなー。
下り坂を下り、去年の大会まで宿泊に利用した宿の角を曲がると、しばらく軽いアップダウンを含んだ平坦な道が続く。時間は11時を過ぎていただろうか。残り50キロ程度で制限時間まで5時間である。普通ならまったく問題のないタイムだけど、上り坂でどれだけロスするか分からない中では油断は禁物である。そして現われた坂道に、しゅんすけは案の定、いや予想以上に苦闘するハメになるのだ。
 
※森を抜ける爽快ロード。

※ついに静岡県に入った。

※朝霧高原で見た富士山。こ、これはスゴい
 
※(左)朝陽を浴びる富士山をバックに(←逆行)。(右)気持ちいいダウンヒル。
 
※(左)これも絶景富士山。(右)その反対側のこれも超絶絶景である。

自転車にはギアが付いていて、走行中にこれを切り替えることで、早く走ったり、坂道を上ったりするわけである。軽いギアでは坂道や走り始めに使い、ホイールの回転数が多くなる重いギアは高速走行時に使ったりする。一般的には後輪のギアは7段とか9段だとかなんだけど、これにペダル側にあるギアが加わるとその段数は倍になる。前のギア(フロント・ディレーラー)が2枚だと前2段×後8段=計16段という具合である。ちなみにさきこの自転車は女性用だからなのか、前のギアが3枚になっていて、段数は3倍になるわけだけど、ま、走ってる時には1段ごとの軽さはあまり感じられないかな。ただ、いろんな自転車が走っているのを見るにつけ、前のギアをインナー(軽い方)にしている人が結構多くいた。インナーに入れるのは坂道などの低速の場面だと思ってるしゅんすけにとっては、巡航速度なのにインナーで、しかも後ろのギアを一番アウター(重い方)にしてるのが何となく違和感である。しゅんすけは通常は前がアウターで走行中はほとんど後ろのギアしか変えてないんだけど、いや、もしかしたら自転車って前のギアもちょくちょく操作するものなのかもね。分からんけど。しかしここで目の前に現われた坂道では、とても後ろのギアだけでは対応できない。前のギアもインナーにして、後ろは一番軽くして、つまりこの自転車で一番軽く踏めるギアなんだけど、いや、それでもダメかもしれない。そんな坂道が目の前をまっすぐに伸びていた。ついに来ちゃったね。


※富士宮辺りで見た富士山。

※富士山をバックにさきこ。

ここまで体力を温存して走ってきたつもりだったけど、腿に残っている力は既に大きく失われていた。そりゃここまで5時間以上も動かしてきたんだから消耗していないハズもないんだけど、意外に体力が残っていない動揺もあって、スピードがどんどん失われていく。腰に不安のあったさきこは腰痛が発症しないうちに坂を攻略するという早期決戦方式を取ったようで、しゅんすけを尻目にどんどん上っていった。去年はコース序盤だったこの坂が、この疲労度で上るとこれほどまでにキツいとは思わなかった。自転車を降りて押して歩く人もいたけど、それだけは絶対にしない。とにかく一旦自転車を降りて休憩である。そんな状態が何回か続く。坂道が地平線のように遠くで切れているのを見ると「あそこまで上れば終わり」と思うのだけど、実際その場所から方向が変わってるだけだったりして、しゅんすけを体力的にも精神的に痛めつけていた。
しかもここまでほとんど水分補給をしなくても爽快に走れていたので、ボトルに補給するための予備のドリンクをまったく持っていなかった。ヤビツ峠の時には背中に2リットルもの水分を搭載してチャレンジしたのに、この地獄の一丁目のような場所で水分の予備がないなんて、自殺行為に等しい。しゅんすけと一緒に走っていたさきこも同様で、持っていたドリンクが底をついてしまった。今回のサイクリング仲間の中ではこのコースを走った経験が一番多いのに、こういう準備不足に苦しめられるとはね。幸い、他の人が持っていた予備のドリンクを分けてもらえたので、残りの坂で水分不足にはならなかったけどね。
坂道が緩やかになり、エイドステーションが見えてきた。ココロもカラダも救われた思いである。
しかし、ここで補給するハズだった水は他の参加者に分け与えた後でほとんど残っておらず、半分くらいボトルに入れてもらうことしかできなかった。それでもここでゆっくり休憩できたのは良かった。

※坂道を前に小さなアップダウンを進む。
 
※(左)この先が最初の難関である。(右)やっとエイドステーションに到着。

エイドステーションを出てしばらく進むと、急激な下り坂が始まる。この坂は今まで上ってきた標高分をチャラにするくらいの高さで数キロ程度の長さなので、これが非常にスピードが出る。路面のデコボコが少ないのでこのコースでもっともスピードが出る場所かもしれない。とは言え、途中非常に悪路的なアスファルトが敷いてあるエリアがあって、それまでの勢いでこのアスファルトを進むと、ハンドルを取られるくらいのガタガタ道になって非常に危険だった。
爽快な下り坂が終わり、ススキ野を走る爽快ロードが始まる。まっすぐに伸びる道を走るのは最高である。左手には富士山がちょっとだけ見えていて、これでもなかなか雄大な姿であった。
ススキの野原が終わり、人家が多くなってきた。
 
※(左)爽快ダウンヒルが終わった。(右)見晴らしのいい草原地帯をゆく。

※草原地帯をゆくさきこ。

※ススキの野原の向こうに富士山が見える、う〜ん、惜しい!

道はついに最後にして最大の難所を残すのみとなったのである。いよいよ籠坂へ向けて走るんだけど、その前に毎年食べているコロッケを食べる。しゅんすけはもちろんメンチカツ・・・う〜ん、美味しくない。一日ずっと運動してきてこの疲労状態で揚げ物を食べるのはさすがにいただけない。前回まで美味しくいただいているコロッケ(メンチカツ)だけに、ここでもコース的な問題点が顕在化しているのである。
路上の交差点を曲がると緩やかな坂道になっている。この坂道は途切れることなくずっと続いている。籠坂の厳しいところはこの長さである。傾斜で言えば、箱根やヤビツ峠の方が断然キツい。だけど、毎年苦しめられるのも、また夏のヤビツ峠サイクリングを「籠坂峠攻略のため」と公言している理由も、すべてこの長さによるものなのである。時刻は14時を切っていた。15時までに須走に設けられたエイドステーションに入らないと失格、タイムオーバーで足切りである。
午後になってさらに強さを増した陽差しに肌がじりじり焼かれ、汗がにじみ出る。去年までのコースだったら籠坂なんかとっくにパスして今頃は朝霧高原を下っている頃である。あの雄大な富士山をまさに「頑張って来たご褒美の風景」として楽しんでいる頃である。そう思うと一層キツくなってきた。とにかく目の前の道に集中した方がいいな。
 
※(左)最後の難所が始まる。(右)坂を前に少々休憩。
 
※(左)坂を前にしゅんすけはもはや疲労困憊?(右)さきこは余裕か?

※坂の途中見えた富士山。

坂を上っていると、このサイクルイベントの参加者でないサイクリングの集団が右手から割り込んできた。T字の交差点において、しゅんすけが信号も見ずに直進したため、交差する道から渡ってきた自転車と接近する状態になったのだ。本来ならしゅんすけが信号の手前で停止すべきなんだけど、しゅんすけにはまっすぐ伸びる坂道しか見えてなかった。いや、それすらも見えておらず、ハンドルの下、タイヤとアスファルトと白線しか見えてなかったかもしれない。「信号、ちゃんと見てるぅ?」とか嫌味っぽく言われちゃった。いや、見てないっす。
時刻が14時半を過ぎた。道は富士五湖道路と分かれ、山中湖に向かう細い峠道に入った。ほどなくエイドステーションが見えてきた。これが最後のエイドステーション。何とか15時までに到着することができた。ぎりぎりに近い時間だったけど、ちょっとほっとしたわ。

※最後のエイドステーションに到着。

ここで水分を補給したりストレッチをしていたら、14時50分くらいにまりこさんが現われた。黒岳のエイドステーションからずっと姿を見ることはなかったけど、頑張ってここまで追い上げてきたのだ。スゴい。
しかし、これで終わりではない。ここから本番の籠坂に挑戦なのである。しかしいくつかの激坂パスはあるものの、だいたい緩やかに毛が生えた程度の坂道で、途中はまったく休憩しないで上ることができた。眼下の市街地よりかなり高く上がってきたけど、実際これはさきほどのエイドステーションに着くまでに稼いだ標高の分であろう。スピードは出ないし、呼吸も苦しいんだけど、しゅんすけの愛車こてつ号はがんがん進んでいく。そして静岡県と山梨県の県境の看板が見えた。もはや残すところあと僅かである。

ここである。
ここで初めて感じたのである。このサイクリングが終わってしまう惜別感。まだ走っていたいと思う感覚。最後にして最大の難所をもうすぐ克服できそうで、サイクリングの終わりが見えてきたこの時初めて感じた。いつもなら半分過ぎとか残り30キロとかで感じる感覚だけど、今回はさすがに遅かったな。惜別感も感じないかとすら思ってたけど、やはり寂しいものである。
アスファルトの地平線の向こうに道路標識が見えてきた。「籠坂峠」、ああついに来た。
 
※(左)籠坂を走る。(右)さきこの腰痛もかなりキツい状態。

※山梨県に入った。
 
※ついに籠坂を征した!

時刻は15時30分。予想よりも遅めのタイムで籠坂を越え、山中湖目指して下る最後のダウンヒル。もうしゅんすけを苦しめる激坂はないと思うと開放的で、木漏れ日の下り坂を思わず叫びたいほどの衝動を覚えた。
目の前に山中湖が見え、約10時間前に通った道を走り、会場へ到着。ちょっと小振りなゲートを通って無事フィニッシュである。120キロ走破、いや、長かった。コースの違いでこれほど苦しめられるとは思わなかった。レベルの高い人にはその苦しみも楽しさのひとつだろうけど、しゅんすけには苦行に近かったな。
 
※フィニッシュに向けて最後の走り。やはり寂しいものである。

しゅんすけがフィニッシュした後、ほどなくしてまりこさんも続いた。自転車を購入してから間もない中、120キロのロングライドをよく走り切ったものである。籠坂峠の看板を見た時には感動して涙が・・・なんて言ってる彼女の目はやはり潤んでいた。
それにしても、非常に大変なサイクリングだった。前半に越えていた坂を後半に持ってきただけで、ここまで大変になるとは思わなかった。まさに満身創痍な状態である。いろんな事情でこういうコースだったんだろうけど、今一度再考を願いたいものである。
でも一日中晴れてくれて、楽しいのあり、苦しいのありでこれ以上ないサイクリングを楽しめた。来年の大会に向けて、これからトレーニングである。肉体的負荷を減らして、景色やサイクリング自体(登板も含めて)楽しみたいものである。
ところで富士山を360度から見るということはできなかった。雲に隠れる時もあって、終始その雄姿を見せてくれたわけじゃなかったけど、一部でも見る方角からそれぞれ異なる富士山を見ることができたのは良かったかな。これも来年ぜひ全方位ピーカン富士を見たいものである。帰りの渋滞を避けて立ち寄った露天風呂で、目の前に黄昏時を過ぎた富士山のシルエットが見えた。暗いそのシルエットの中腹付近に小さな明かりが見えた。まだ山小屋は営業中なのだろうか。あの位置から見た下界の景色はどんなだろうと思うにつけ、その下界を一日かけて1周してきた今日の思い出が蘇ってくるのを感じたのだった。

※フィニッシュ直前。

※ついにフィニッシュ!完走証がもらえた。

※フィニッシュ時点の富士山・・・ってか、こんなに太陽高かったんだね、今まで気づかなかった。

※来年も頑張ろう!